岩手のバス いま むかし

鈴木 文彦 著
2004年10月刊行

定価2,420円(税込)
B5判 ソフトカバー 120ページ

〈本書の内容〉
 バス研究者として著名な鈴木文彦氏が、学生時代から秘蔵する写真やデータを元に、岩手県のバス事情を歴史を追って執筆。県内をくまなく取材し撮影した内容は、その時代ごとの岩手のバスの姿がよみがえります。450点にのぼる収録写真は、貴重な資料となるとともに、叙情と懐かしさを満載。岩手県地域にとどまらず、全国のバス事業者に向けて推薦できる書!
目次
  カラーグラフ  
  Ⅰ 岩手のバス小史   戦前編/ 戦後編 
  Ⅱ 苦境を経て再生に向かう岩手のバス
  Ⅲ 新しい時代へ踏み出した岩手のバス
    新幹線・高速時代に花開く岩手のバス
    厳しさ増すローカル路線とその対応
  Ⅳ オムニバスタウン盛岡と元気になる岩手のバス
  岩手県バス関連年表

〈本書の「終わりに」から〉
 著者が岩手のバスに興味をもったきっかけは、ひとつの新聞記事だった。東北大学在学中だった1978年5月から6月に、宮城の地方紙である「河北新報」に3部構成で計30回連載された『過疎の足』。その第1部は江刺市など岩手県南部のバス路線の廃止とそれにまつわる住民の暮らしを追ったものだった。当時地元の宮城交通の経営悪化の問題に関心をもって調べていた著者は、この記事にかりたてられて、岩手の実際を見たくて何度か記事にあった江刺市や岩手県内各地に出向き、バスに乗り、写真を撮った。(中略)やがて交通ジャーナリストとしての仕事を通して県内のバスに接するうちに…(中略)オムニバスタウン事業のお手伝いをすることとなった。その間ずっと、岩手のバスが厳しさを乗り越えて一生懸命再生しようと努力する様子をつぶさに見て、記録してきただけに、今や岩手県は著者の仕事における大きな拠点である。

[著者略歴]
 鈴木文彦(すずき・ふみひこ)1956年山梨県生まれ。東北大学理学部卒業。東京学芸大学大学院(地理学)修了。フリーの交通ジャーナリストとして雑誌「鉄道ジャーナル」などにレギュラー執筆するほか、バス・鉄道に関する論文・取材記事多数。著書に「高速バス大百科」「次世代交通カード革命」「バス車両の進化を辿る」「西鉄バス~最強経営の秘密」「岩手のバスいまむかし」(クラッセ刊)など多数。NPOバス保存協会副理事長。