大塚康生の機関車少年だったころ

大塚康生 著
2016年5月刊行 

定価2,200円(税込)
A5判 ソフトカバー 192ページ

〈本書の内容〉
 アニメの名作「太陽の王子ホルスの大冒険」や「ルパン三世」を描いたアニメーターの巨匠・大塚康生が、10代の頃に描いた蒸気機関車のスケッチと戦後まもなく撮影した貴重な写真が再発見されました。それらの歴史的な鉄道資料を鉄道写真家の南正時が責任編集、詳しい解説を加えたのが本書です。同じくアニメーターの巨匠であるおおすみ正秋氏と高畑勲氏、アニメ研究家のなみきたかし氏の寄稿を収録し、大塚、南両氏の機関車トークショーも再現しました。プロ目線でない少年が描き写した敗戦前後の日本の蒸気機関車事情が手に取るように見て取れます。

南正時:責任編集 

【特別収録】大塚康生の1940年代の蒸気機関車スケッチ・戦後の蒸気機関車写真など門外不出の作品を多数収録!!

[著者略歴]
 昭和6年(1931)7月11日、島根県鹿足郡木部村山下に生まれる。小学2年生のときから故郷の山口線を走る蒸気機関車のスケッチをはじめる。昭和26年、漫画家を目指して上京。勤務は厚生省関東甲信越地区麻薬取締官事務所。東映動画第1期生として臨時採用された。その後、初のカラー長編「白蛇伝」「少年猿飛佐助」などを手がけ、昭和38年(1965)から、「太陽の王子・ホルスの大冒険」の作画監督を担当。昭和43年劇場公開。監督は高畑勲。昭和43年(1965)Aプロダクションで「ルパン三世」の企画会議に参加。その後「ムーミン」など手がけ、昭和46年テレビ版「ルパン三世」制作、大塚康生キャラクター設計の「大塚ルパン」が確立されて東京ムービー新社「ルパン三世カリオストロの城」を完成。晩年は若いアニメーターの指導に当たったほか、著作活動を行っていた。